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「アインハンダーII」(仮)byコロネさん


とある世界に「一本腕の蒼い死神」という話がある

それは『太陽の帝国』と『月の女神』が争っていた時の事である
その死神は月の女神の人間により創り出された
その死神は神を殺し、全人類を滅ぼそうとした
しかし、人類は殺された神の子と手を組み、死神を封印した
「死神の封印は決して解いてはいけない この事は歴史から抹消しよう」
太陽の帝国と月の女神は手を組み、太陽の力と共存する国を創り出した
そして、時代(とき)は流れた……

人類も死神の事を忘れ去り、平和な日々を送っていた

……しかし、神の怒りはおさまっていなかった……
神は地球に堕ち、死者の神と知恵を授ける代わりに全てを滅ぼす力を得た
神はその悪魔の様な力を用いて、死神を創り出した人類に報復を行った

……神が、神ではなくなった瞬間だった……

人類は確実に絶望への道を歩んで行った
だが、人類はある存在を思い出す
「一本腕の蒼い死神」
人類は自らの手で封印した死神を、自らの手で封印を解く事になってしまった

……そして、死神は蘇った
「太陽の烏」と「月の鳩」の姿を借りて

神は怒りの矛先を人類から二羽の蒼い鳥に向けた
二羽の蒼い鳥もまた、神を滅ぼす為に人類と手を組んだ


『闇夜に潜み、蒼い翼をはばたかせ、一本の腕で全てを奪い、永遠に戦い続ける
 たとえ武器が無くなろうとも たとえ己が滅びようとも……』


「蒼い鳥(お前)は何故生まれた? 神を滅ぼすためか?」

誰も知る筈の無い答えを求め、何も答えない蒼い鳥に問いかける
回春する楽園を出て、先の見えない旅路を行く
死を恐れない 勇敢な二羽の蒼い鳥

「ヴェガ各機ニ告グ、コレヨリ『アインハンダー』ニヨル、第13次地球降下ヲ展開スル
 コレハ人類ノ未来ガカカッテイル 失敗ハ決シテ許サレナイ
 諸君ノ健闘ヲ祈ル」

そして『太陽の烏』と『月の鳩』は、地球に舞い降り、死者の神から奪いにいった
奪われた地球を、奪われた人類の未来を……